エンジニアの方々へ

現在私たちの部署である大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンターではエンジニアを募集しております。

プログラミングや実験に関する補助的な業務から、本格的\なAI技術やソフトウェアの開発、さらには私たちの研究室で行っている国内有力企業との共同研究に関する業務まで、幅広い業務があり、高いスキルをお持ちの方だけでなく、これから勉強していきたいとお考えの向上心をお持ちの方まで、様々な方々とともに、技術開発に取り組んでいくことができればと考えております。

AIエンジニアの不足は社会問題にもなっており、産業界でのニーズは非常に大きい状況となっております。ネット企業や製造業のみならず、インフラ、金融、医療など、ほぼ全ての業種で争奪戦の様相を呈しております。今のITエンジニアからAIエンジニアに転向したいとお考えの方、もしくは先々、AI分野のマネージャーやリーダーとして活躍したいとお考えの方も、私たちの研究室で最先端のAI技術の研究開発に取り組みながら、実力をつけていただければ大変幸いです。

勤務については常勤、非常勤(パート、アルバイトなど)いずれも可能です。私たちが有する最新のAI技術をさらに改良したり、時には深層学習と統合させることにより機能拡充を図るなど、高度なAIソフトウェアの開発に取り組んでいただきたいと考えております。さらに企業との共同研究に関する業務にも取り組んでいただければ幸いです。もちろん、現時点でAI技術の開発のご経験がなくても結構です。じっくり実力を身につけていただければ幸いです。

常勤、非常勤ともに、給与は、スキルやご経験の内容によってかなり異なりますので、別途個別にご相談させていただければ幸いです。

ご応募いただける場合には、履歴書と職務経歴書を郵送もしくはメールにてお送り下さい。

郵送先:
〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘8-1
大阪大学産業科学研究所
産業科学AIセンター
櫻井保志

メールでの応募:
coordinator [at] dm [dot] sanken.osaka-u.ac.jp

大阪大学HP掲載の様式による履歴書は以下の通りです(市販の履歴書でも結構です)。
「応募用履歴書(教育研究系職用)」
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/employ

ご質問などございましたら、メールにてご連絡いただければ大変幸いです。

最後に、私たちの研究室、もしくは私が副センター長をつとめております産業科学AIセンターについての大きな考え方、理念、ビジョンについて改めてお伝えしたいと考えております。以下、もしお時間がありましたらお読みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


私たちは国際的な学会活動として、情報系のトップ国際会議であるSIGMOD、KDD、WWWなどで継続的に論文発表をし、そしてKDDのBest Paper Awards(2008年、2010年)を日本人として初めて受賞(現在も日本人唯一の受賞)、さらにSIGMOD2015、WWW2016、KDD2017で日本人初のチュートリアル講演(3時間)をするなど、世界トップレベルの研究発表を行なっております。また、技術に関しましては、既存の深層学習と比べ、10倍の予測精度、10万倍の計算速度を達成するなど、優れたAI技術を開発いたしました。ただ、私たちの考えとしましては、研究活動というものは論文や学会発表、実験だけでは不十分だと常々感じておりまして、より実用的なソフトウェアを開発し、社会で使っていただくために、企業(NTT研究所)から大学に移ってからも産学連携を積極的に行なっております。現在、トヨタ自動車、トヨタテクニカルディベロップメント、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、三菱重工エンジン&ターボチャージャ、富士通研究所、SCREEN、ローム、小松製作所、住友電工、東京電力、凸版印刷、TOPPANエッジ、オルガノなどの企業と連携、共同研究を実施しております。

私たちの産学連携は、社会を技術開発によって変革し、貢献したい、そういう考えで取り組んでおります。例えば、industry 4.0に関連し、製造業の企業の方々とは革新的なスマート工場を構築するため、スマート工場用AIソフトウェアを世界に先駆けて開発したいと、目標を一つにして取り組んでおります。

みなさまとも力を合わせて革新的な技術やサービス、システムの開発ができればと思います。ご応募お待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。

櫻井 保志
大阪大学 産業科学研究所
産業科学AIセンター
センター長 教授 櫻井保志
准教授 松原 靖子